いの町神谷地区成山は土佐和紙発祥の地です。いの町の役場から車で20分程ですが、30年前の典型的な里山の風景が、ほぼ手つかずで残っています。しかし、この地区も過疎化が進み、美しい棚田が放棄されつつあります。

 そこで、「わしの里元気村 〜おおのたまらん田守(タッシュ)村〜」のメンバーが中心となり、水源地の棚田を守る取り組みを、3年前から始めています。

 今年は水が少なく、またメンテナンスできてないため、雑草が生え放題です。完全に雑草に負けています。3年目にして、どうも今年の米づくりは失敗しそうな状況です。(ク〜やしい)

 しかし、ここで生産しているのは、お米だけではありません。成功している生産物もあります。今年、生産に成功した生産物は「ホタル」です。

 田んぼの一部をビオトープにしているため、冬季にも湛水されています。(丸2年半水が溜まりっぱなし)昨年、簡単に生きもの調査をしましたがドジョウもたくさんおり、豊かな生態系が形成されています。

 6月下旬、地元のMさんから「かつて見たこともないような数のホタルが飛びゆう」という連絡を受け、さっそく行ってみますと、おるおる!100匹を越えるホタル(平家)が、田んぼの上を乱舞しよりました!!(その写真がないのが残念。)

 6月の最終の土日あたりがピークで、今(7月の最初の土日)は半分くらい。ホタルがこんなに飛ぶのは何十年ぶりとのこと。

 棚田での、無農薬・ビオトープづくりの成果が出始めています。米はダメでも、生態系を守り、様々な生物を復活させちょります!農業は食糧生産だけでなく、本来自然を守る(生産する)ことも重要な役割の一つです。(中嶋健造)

ホタルは「棚田の生産物」

 私は主に、棚田保全を中心に行っています。耕作放棄された棚田2枚、約1.2反で米を作っています。うるち米ともち米をつくっており、もち米は「アラキモチ」という、いい匂いのする在来種です。

 棚田で生産するもの:

 ・食い物 : 米・麦・野菜などスローフード、他
 ・生 物 : ほたる、どじょう、かえる、とんぼ、へび、がむし、たがめ?他
 ・交 流 : 都市と田舎の人のきづな。
 ・その他 : 楽しみ・・。豊かな心。 

 この成山は昔から米のうまいとの評判のところですが、この秘密はなんと思われますか?

 実は蛇紋岩のようです。成山は蛇紋岩地帯で湧き水豊富なところです。田んぼ自体も蛇紋岩の上にあります。湧き水は蛇紋岩を通って湧出し、マグネシウム・カルシウム等を多く含んでいます。このマグネシウム等がうまい米を演出しているようですね。

 このうまい米を食いたいため、手植え・手刈り・稲木干し、不耕起等原始的な方法でかなり楽しくやってます。

 当然、交流会は付きもので、里山コンサート、うどん打ち体験なども・・・、てなことで、元気な若者がわいわい集まり、皆で、いろんなものを生産(地域づくり)しています。

 もっと、参加者を増やし、この活動を拡大させたいものです。興味のある方は、是非ご参加を。



「七色の里」

 

いの町神谷地区成山 棚田保全活動実施の田んぼ(3割をビオト−プ化している田周辺)

※丸しるしは、ホタルの数のレベルをあらわします。
人の周囲3M以内に1〜2匹
人の周囲3M以内に3〜9匹
人の周囲3M以内に10匹以上
         


土佐七色の紙の発祥の地、成山は、いの町神谷地区で最も太陽に近いところ・・・。そこに、蛍を生産する棚田があり、集落センター「七色の里」があります。「わしの里元気村 〜おおのたまらん田守(タッシュ)村〜」が、棚田再生活動の拠点として利用している「七色の里」は、成山小学校跡に造られています。詳しくは、バーチャル[こうち自然村]に。

バーチャル[こうち自然村] mailto:kochishizenmura@yahoo.co.jp