あったか木の家

木の家の構造

木の家はこんな構造でできている
説明用に筋かいは省略しています。

[1] 梁(はり)
柱によって支えられる木。床の荷重を受けて下の柱に伝えるための床梁と、屋根の荷重を受けて下の柱に伝えるための小屋梁があります。

[2] 通し柱(とおしばしら)
2階建て以上の建物で、土台から2階軒下までを貫いている建物の四隅に必ず必要な柱です。

[3] 筋かい(すじかい)
構造を強固にするために、柱と梁の対角線に渡し軸組みを補強する重要な部材。引っ張り力に耐える引っ張り筋交いと、圧縮力に耐える圧縮筋交いとがあります。地震などの横揺れに対して建物が歪むのを防ぎます。

[4] 束(つか)
短い垂直材のことを総称して束と呼びます。小屋束は母屋を支え、床束は大引きを支えます。

[5] 根太(ねだ)
大引きの上に垂直にかけ、床板を受ける横材。一般に1階では大引の上に、2階では床梁の上に垂直方向に架け渡します。

[6] 管柱(くだばしら)
通し柱と違って、1階のみ、2階のみにある柱のこと。

[7] 大引き(おおびき)
根太を支える横木のこと。
  [8] 土台(どだい)
建物の最下部で柱からの過重を基礎に伝える横架材のこと。

[9] 胴差し(どうさし)
2階の床をつくるための部材で、外壁のまわりにあって、通し柱と通し柱をつないでいます。耐力壁である外壁をつくる大切な部材でもあります。

[10] 貫(ぬき)
柱を貫いて、柱と柱をつなぐ部材。壁をつくる下地材で、耐力壁をつくる重要な部材です。

[11] 桁(けた)
外壁面の一番上部にあり、棟木と平行な部材。柱の上部をつなぐ部材で、屋根をつくる垂木を受けて、その屋根荷重を下の柱に伝えます。風圧力を直接受けるので、屋根が持ち上がらないように、桁と垂木はしっかり接合させなければいけません。

[12] 垂木(たるき)
屋根を作る下地材で、下に垂れているから垂木木と呼びます。

[13] 棟木(むなぎ)
最も高いところに位置する部材。骨組みの組み立て完了の日を上棟(棟上げ)と呼ぶのも、1本1本加工された部材をくみ上げていって、最後に棟木を組んで完了するからです。



従来軸組工法とは?
 従来軸組工法とは、日本の伝統的な在来工法のこと。基礎に木の土台をのせ、垂直材である柱と梁、桁など、横にかける部材を組んで骨組みをつくります。耐震性の強化については、木材を斜めに入れた筋かいや合板で確保。現場加工が容易で、増改築もしやすいなどが特徴です。台風や風雨の激しい高知では、昔から施されてきた土佐の大工の知恵と技により、他県とは違う高知流の建て方があります。

木造2×4工法とは?
 木造2×4(ツーバイフォー)工法は、柱ではなく面で支える工法で、枠組み壁工法ともいいます。部材として2インチ×4インチの角材が多く使われることから、この名がつきました。もともと北米から輸入されたもので、いまでは在来工法の優れた部分を尊重しながら、2×4の良さを取り入れています。工場で加工した構造壁を現場で組み立てる方法のため、工期が短くなるのも特徴です。

みだし工法とは?
 柱や梁、桁など家の骨組みがそのまま室内に表れる工法のこと。一般には真壁工法といいますが、高知ではみだし工法と呼んでいます。木が空気に直接触れることによって、調湿機能を十分活かすことができます。また、骨組みが常に目に触れることにより、老朽化などを早めに発見しやすいのも特徴。さらに、音を柔らかく響かせたり、紫外線を吸収したりする効果もあります。のびやかで心地良い大空間を演出できるため、近年人気が高まっている工法です。