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| 木は何年くらいで使えるようになるの? | |
| 木は何に使うかによって、必要な長さ、大きさ、かたさなどが決まってくるんだ。だから、使い方によって切るまでの年数が決まるんだね。 たとえば、大きな板や木目のきれいにならんだ柱がほしいときは、大きく太い丸太を育てなければならないんだ。でも道路の脇の植木ならそんなに太くなくても十分だよね。 木は種類によっても生長の速さが違うんだ。スギやヒノキのような針葉樹は、クヌギなどの広葉樹に比べて早く生長してまっすぐにのびるので、建築材料としてよく使われているよ。 木は、育つ土地の養分の度合や、気温、雨が多いか少ないか、日当たりの具合などによっても、生長の速さが違ってくるんだよ。 |
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| 世界中でどのくらいの木が切られているの? | |
| 世界の森林から切り出される木は約33億立方メートル(2000年)なんだけど、どのくらいの量なのか想像もつかないよね。世界中の森林にたくわえられている木材の1%と言えば、少しわかりやすくなるかな? このうち約半分は柱や板、紙の原料などに使われ、残り半分は薪や木炭として使われているんだ。でも柱や板の原料として木を使っているのは日本や北アメリカ、ヨーロッパなど先進国で、東南アジアやアフリカの開発途上国は燃料として木を使っているんだ。世界の人口が急に増えている今、木はますます必要となり、切られる量も増えるだろうね。これからは、木を切ったら、すぐそのあとに木を植えて育てることで、森を守っていかないといけないね。 |
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| 地震が起こったとき、木の家って弱そうじゃない? | |
| 木は、コンクリートや鉄に比べてかたくないからかな?同じ重さのもので木とコンクリートや鉄を比べると、木の方がずっと強い素材なんだ。かたさと強度はちょっと違うんだよ。 強度というのは引っ張りの力や曲げの力で、コンクリートや鉄に比べて木はばつぐんに強いんだ。 また木の家は、木の性質をうまく使って作られているので、地震の時も木と家の構造が衝撃を吸収してくれるんだよ。木の家は、軽くてしなやかなことが特徴なんだ。 |
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| 割りばしを多く使うと森林破壊になるの? | |
| 日本で使われる割りばしの半分は日本のもので、残りは外国から輸入されているんだよ。日本で作られている割りばしは、柱や板を作るときにできる木の切れはしや曲がっていて使えない木材や間伐材を使っているんだ。外国から輸入される割りばしは、熱帯雨林のある国からのものはあまり多くなく、これらの国で植林された松やにをとる松の再利用で作られるので森林破壊をとは言えないね。 | |
| 木でできた家って火事のとき危険じゃない? | |
| 太い木でできた家なら、一気にくずれることはないよ。木は燃え始めると、表面が炭に変わるんだ。炭化層というこの部分は熱を伝えにくく、酸素を運びにくい性質をもっていて、そのため木の内部まで火が届くのに時間がかかるんだ。火事になっても建物を支える木の力は弱まらないということなんだ。また、火事のときに気をつけなければいけないのは有毒ガスだけど、木はプラスチックや他の科学物質に比べると、有毒ガスの発生量が少ないんだ。これも大切なことだね。 | |
| いつ頃から、人は木を使い始めたの? | |
| 人の文明の発生と関係があるね。昔、人が住んでいた場所は森林だと考えられているんだよ。そうだね、森には木がいっぱいあるだろう。おそらく初めの頃は、幹(みき)から落ちた小枝や枯れ木を、杖代わりに使ったり、チャンバラごっこなどのように遊びに使ったんじゃないだろうか。 山火事を見て、人は木と木をこすって火をおこすことを覚えたと言われているね。だんだん木と親しくなった人は、やがて猟(りょう)の道具にしたり、石や鉄と組み合わせて農具を作ったり、木で家をつくったりと、用途を広げていったんだろうね。 |
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| 日本では木を1年間でどのくらい使うの? | |
| 日本で一年間に使われる木の量は、1億立方メートルと言われているんだ。これは1人がドラム缶3本分の木を使っているわけだけど、いったい何に使っているんだろう? 木が使われるもっとも多い用途は、家の材料としてだね。では、今いる身のまわりを見渡してみて。木が使われている物が目に入らないかい? テーブル、いす、えんぴつ、本棚・・・、うん、そうだね。それから、本やノート、トイレットペーパーも木からできているんだ。 日本で生産された木は全体のおよそ5分の1で、あとは外国から輸入したものなんだよ。 |
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| 「木は地球に優(やさ)しい」って、どういう意味ですか? | |
| 木が成長するときは、二酸化炭素を吸って酸素をはき出すというのは習ったね。二酸化炭素は地球温暖化の原因と言われているので木は大切なんだね。また、森は「緑のダム」として、洪水や土砂崩れなどの災害からわたしたちの暮らしを守っているんだ。 さらに、木は木材として家の材料などに利用することができる一方、加工するときに使うエネルギーは鉄などの金属と比べるとはるかに小さくてすみ、地球に負担が少ないんだね。木は使い終わったら腐(くさ)って土に返っていくので、金属のように固まりとして残らないのも特徴だね。育てた木が成長し、加工して利用すれば、地球に優しい材料ってわけだ。 |
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| 木の家は住みやすいの? | |
| 梅雨の時期、部屋にじめじめした空気が流れ、畳や靴、しまいこんだタンスの中にカビが……そんな体験はないかい? 私たちが住んでいる日本は湿気(しっけ)の多い国なんだ。この湿気、鉄とコンクリートでできたマンションに住んでいる人にとっては大敵。壁や床にある湿気が押し入れの中までしみこんで、ふとんや洋服をだいなしにしてしまうんだね。 ところが、木の家では大丈夫。木は空気中の湿気を吸収するからなんだ。1本の木の柱で、ビールびん2本分の水分を出したり入れたりできるそうだよ。また、木は熱を伝えにくいという性質を持っているので、保温性(ほおんせい)があって冬でもあたたかく過ごすことができるんだね。 また、心が安らぐ、肌ざわり、かおりが良いということも言われているよ。 |
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| 木炭にはどんな用途があるの? | |
| 「炭火焼き」という看板を見て、そっちへフラフラ足をとられるお父さんを見かけたことはないかい。焼き鳥屋さんやうなぎ屋さんからも炭で焼いた煙がよく上がっているね。木炭はこうした料理や暖房だけでなく、いろんな分野で活用されているんだよ。 木炭にはたくさんの小さな穴があるんだ。その穴の吸収力に目をつけて、いろいろな目的に利用されているんだよ。においや湿気をとるのに使われたり、家のシロアリ防止にも役立っているんだよ。木炭の使い道は、川の浄化や砂漠の緑化にまで研究が広がっており、今後が期待されているんだ。どう?きみも研究してみないかい。 |
| 2005年4月1日 |