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| 森林がなくなると町や村がなくなるの? | |
| 文明は川のそばで発達してきた、ということは知っているね。高知県でも、昔の人たちが住んでいた多くの遺跡は川のそばにあるんだよ。 その理由は、人は水なしでは生きていけないし、川には多くの魚がいたり生活に必要なものがあるからだね。もう一つは、川は山から森の栄養を畑や海に運んできてくれるんだよ。それに支えられて、町ができるんだね。でも、人が多くなると、家や橋などを作るためにたくさんの木を切ってしまい、自然が人を守る力を失ってしまったんだね。つまり、森がなくなると、洪水や干ばつ、山崩れなどが増えて、人が生活するのがむずかしくなってしまうわけだ。豊かな森なくして私たちの生活はありえない、っていう教訓だね。 |
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| 森林は人にどういいの? ちがうの? | |
| 森林にはたくさんの木があり、その中で多くの動物、植物などの生きものが暮らしていて、森林はそれらを育んでいるわけだね。それだけでなく、木々の根っこは土砂がくずれるのを防いだり、雨水をたくわえて少しずつ川に流したり、動物やその他の生きものが生きていくのに必要な食べ物や酸素を作り出したりもしているね。 この他、人にとって森林は、生活に必要な木材をえる場所であったり、台風などの風を弱めたり、楽しむための場所となったり、騒音(そうおん)を吸収したり、いろんな役割をしているんだよ。こうみると、森林って黙っているけど、働き者ですね。 |
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| 地球の温暖化(おんだんか)と森林の減少とは関係があるの? | |
| 人など動物は酸素を吸って二酸化炭素をはき、逆に植物は二酸化炭素を取り入れて酸素をはき出しているというのは知ってるね。うまくできていると感心するけど、最近急に地球上の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れてきているんだよ。それは人が生活を便利にするために、大気中から何億年もかけて二酸化炭素の炭素分を取り込んでいた石油、ガス、石炭を地表に取り出し燃やすことでエネルギーを得ている。自動車やガスコンロを使うと二酸化炭素がどんどん大気中に出て、増え続けているんだ。そして、増えた二酸化炭素は膜(まく)となって地球を覆(おお)い熱を逃がさないようにするので、空気が暖かくなってしまうってわけ。ちょうど夏のビニールハウスに入ったような感じだね。これを「地球の温暖化」と言うんだ。 そこで、二酸化炭素をどんどん吸い込んでたくわえてくれる森林の役割が注目されているわけだね。 |
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| スギ花粉症(かふんしょう)って、昔からあったの? | |
春になると、カゼを引いたようにくしゃみや鼻水で困っている人を見かけるね。あなたも?日本では、40年くらい前に初めて発見されたんだ。でも、スギがまわりにない都会の人までかかるのはどうしてだろう、不思議ですね。逆に、山の仕事をしている人たちは慣れていて、平気なんだよ。くしゃみや鼻水が出るのは、目や鼻の粘膜(ねんまく)に花粉などの刺激物(しげきぶつ)がつくと、それを洗い流したり吹き飛ばそうとするためで、その体の反応が強く出すぎて花粉症になると考えられているんだ。 |
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| 森の中はどうして静かなの? | |
| まちから山の方へ車で走っていて「なんて静かなんだろう」と思ったことない?森の中に入り、しばらくしてその静けさに慣れると、鳥のさえずりや木がそよぐ音など、たくさんの心地いい音が聞こえてきますよ。 森林には音を減少させる働きがあるんだよ。音が伝わる時、木の葉や枝、幹にさえぎられて音のエネルギーが失われるんだ。葉が多いほど音をたくさん吸収して、音のエネルギーを減少させるんだね。だから車の騒音も、まちの道路とは違って森の中では静かに感じられるんだよ。この働きを利用して、成田空港の近くには「防音林(ぼうおんりん)」が植えられているんだよ。 |
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| 「緑のダム」はどんなダム? | |
| 川の上流につくられたコンクリートのダムは知っているね。雨がたくさん降ったりしたら洪水が起こらないように、全然降らなかったりしても飲み水などに困らないように、必要な川の水をためて調整(ちょうせい)するのがダムの役目だね。 豊かな森林では、雨水は落ち葉や下草にだきとめられてゆっくりと土にしみ込み、土の中には生き物がたくさん住むことですきまがたくさんあいていて水をたくわえるんだ。雨が降ると、それらがスポンジのように水をたくさん吸って、ゆっくりと地中にはきだして、地下水となって川へ流してくれるだよ。こんな森林の働きを「緑のダム」と呼ぶんだよ。 |
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| 森林があると魚が増えるって本当? | |
| 水の中で生活する魚にとって、海辺や川のほとりや池のまわりにある、木がおいしげった森があることはとてもありがたいんだよ。 まず木陰(こかげ)は、魚たちのかくれ家となるでしょう。それから、木は直射(ちょくしゃ)日光をさえぎり、水温が急に変わるのを防いでもくれる。さらに雨がふると、森林の栄養分が水の中に流れ込んで川の中のプランクトンを増やしてくれる。つまり、栄養になるエサが増えるわけだから、魚たちはうれしいわけだね。こうして、魚たちにとって、安心してタマゴを生み子どもを育てる場所があるということは、数が増えるっていうことになるわけだね。 このような役割を持っている森林のことを、魚つき保安林というんだよ。 |
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| なぜ山くずれが起きるの?なぜ森林が多いのに水不足がおきるの? | |
| 日本は山がけわしく、台風が来ると雨も大量に一気に降るんだね。どんなに森林が山くずれを防ぎ、水をたくわえる働きをするといっても、多くの雨が急な斜面に降り続くと、土がえぐられ、水をたくわえる限界をこえて一気に川から海に流れ出してしまうわけだね。 また、森林の持ち主が自分の山と離れたところに住んでいたら定期的に山の手入れをすることができない。すると、森は荒れていき、木の根元の土が流れやすくなるので、水をたくわえることができず、水不足の原因になり、山もくずれやすくなるというわけだね。 森が多くても、手入れをすることが大切なんだ。 |
| 2005年4月1日 |