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| [小学校の部 高学年] 山の大賞 山林協会長賞 |
| おいしい空気を守るために 高知市立高須小学校 五年 沖 夏歩
「いなかの空気はおいしいねえ。」 お父さんの実家の吾川村に行った時、弟がこう言った。確かに町の空気と村の空気は、どこかちがうように思う。 四年生の時の自由研究で、樹木の働きについて調べた。その結果、樹木は、自動車の排気ガスなどや家庭から出されている二酸化炭素を吸収し、酸素を出して汚れた空気をきれいにしてくれる働きがあるということが分かった。山には、町に比べて樹木が多い。だから、山の中にある村にはとてもきれいな空気があるから、空気もおいしいのだ。 私は、樹木に大切な働きがあることが分かってから、樹木や林、森に興味がわいてきた。学校でも、樹木についての話があった。それは、いかにも樹木に関係なさそうな、海に関する授業の時に出た話だ。しかし、よく聞いてみると、樹木(山)と海との間には、とても大切な関係があった。樹木から落ちた葉がくさり、ふ葉土となる。そして、土にしみこみ山から川へ、栄養である植物性プランクトンがいっしょに流れこむ。川の水も海へ流れこみ、水の中の植物性プランクトンも海に流れこむ。そして、その植物性プランクトンを、海に住む動物性プランクトンが食べ、それを魚が食べる。樹木があるからこそ、海が、魚が生きているのだ。そのことから考えると樹木は、私たち人間や動物にとって大切なそんざいなのである。 空気をきれいにするだけでなく、大雨の時には洪水を防ぎ、雨が少ない時には水を与えてくれる森林を大切に守るために、私たちにできることは何だろう。すぐに思いうかぶのは、自然を守ることだ。むやみに木を切らない。そうするためには、紙や木のリサイクルや、物を大切に使うことだ。私だけでなく、高知の人、日本の人、そして世界の人がみんな森林を守ることを考えていかなければいけないと思う。 木はすぐには育たない。小さな芽が出て、何年も何十年もかかって大きな木に育っていく。そんな木が集まって、林になり森になる。大切な地球を守るために、私も努力していきたい。地球温だん化を防ぎ、いつまでも安心してくらしていけるためにも、何十年後に、 「いなかの空気はおいしいね。」 と、話せるためにも、森を守りたいと思う。 |