 |
| |
 |
| 水口一所長が持っている木の看板の右側後ろが折れオレの街路樹でつくった椅子。 |
水口(みなぐち)木工所の本業は、街路樹の支柱や測量杭の販売。
しかし、今回ご紹介するのは「木と緑のフェアと都市緑化祭2004」で展示販売されていた椅子です。それも、台風で折れて焼却処分する運命だった街路樹に新たな命を与えた椅子です。
所長の水口一(みなぐちはじめ)さんは語る「私は木が好きで、木工が好き」。水口さんは退職して、資金無しで水口木工所を始め、今年で24年になるそうだ。
そんな水口さんは「台風16号で無残にも折れてしまった街路樹を見て、せっかく長い期間そこにおったにかわいそうやし、それを焼いて処理するのももったいないと思った。だから、それらをもう一回生かして使ってやりたいと思ったがよ。折れた木も、燃やすにはお金がいるけんど、うちに運んでいただければ、それを椅子に加工して生かして使ってもらえる。そのボランティアを新聞で呼びかけたところ、県内各地から20名くらいが賛同してくれた。今回の売り上げは高知市の里山基金に寄付することにしちゅう。」といって、文章が書かれた紙を見せてくれた。
 |
| 宇賀とは高知市の焼却場がある場所。なんとも粋な文章だ。木がしゃべっているかのよう。 |
話は前後するが、水口木工所で作っている椅子は、シンプルなのだが、こうして展示販売すると売り切れてしまうほどの人気ぶり。半分に割った幹のやすりがけが柔らかく、丸い足が八の字に開いて温かみが感じられる。この椅子は昨年特許をとったそうで、水口木工所の完全オリジナル人気商品である。考案者はもちろん、水口所長。「椅子といえば遠い昔からあるもので、たくさんの形で作られている。それで特許をとれたのは、このデザインはほかになく、よほどよかったのかな」とにこにこしながら話をする表情には、ほんとうに家具作りが好きな様子がうかがえる。
もうお分かりでしょう!折れオレの街路樹一同は、この特許をとったというデザインの椅子に生まれ変わったのだ。しかも、今回の販売では、1脚500円と信じられない安さ。3日間ある展示期間の初日でほぼ完売。折れた街路樹は、水口さんの手によって見事生かされた訳だ。
折れオレの木の椅子は、今回限りの予定だが、水口木工所で、嶺北のスギやヒノキでつくった椅子は常時購入することができます。小さいものが1,000円から。大きさに合わせて値段が変わります。
|
| 【 水口木工所 】 |
| ■ |
場所/高知市五台山唐谷1090 |
| ■ |
電話番号・FAX番号/088-883-8908 |
|
|