森のくちコミ情報
さめうら工房 主宰 伊藤弘康さん
 
チップ
チップをもってもらう伊藤さんの手
◆技と経験のたまもの、職人の手
 土佐町の大工さんのグループ“さめうら工房”のリーダーを務める伊藤弘康さん。まず驚いたのは、とにかく大きくて、皮が厚くて、すこし木の粉で白く吹いた手、かっこいい手です。大工仕事のかたわら、県内外から依頼を受け、木工教室の指導に出向いたり、木工品、製材を行っている。まさにこの手にかかればなんでもこい。図面ひとつで机、イス、本棚、テレビ棚、あらゆるものを手がける。

木工作品
チップは木工教室の材料に
注文書
図面付きの注文書
杉のテーブルとヒノキのイス
杉のテーブルとヒノキのイス。背もたれはアセビ
◆アイディアのヒントは息子さん
 伊藤さんの仕事は木からモノをうみだす仕事。素材や自然の形をどう活かすか常に考えている。今、小学校5年生と3年生の息子さんがいて、遊び道具から学校の教材まで思いついたさき作ってしまう。餅つきにはこども用の杵を、田植えの行事にはまっすぐ植えるように木枠のサシを、遊び道具に木片のパズルや、箱めがねを・・と。伊藤さん本人の遊び心がモノになる。それが商品として道の駅にならんでいる。

◆やりがいは心の反応
 注文の依頼は個人、学校、流域交流のNGO団体と様々。「受けた注文に対し、モノを通じて思いを伝え、よかったといわれたときは、やはり嬉しい。」真心のこもった手作りの良さがでてくる。「嶺北の木もあと50年がんばったら、ほとんどが100年生の木になる。秋田杉にも負けんばぁ立派な森になる。」最後に聞かせてもらったこの話に、まるで50年先の林が見えているかのような、自然の恩恵に授かる仕事の時間の単位を感じた。


【 さめうら工房 】
注文・問い合わせは道の駅土佐さめうらまで
場所/土佐町田井448-2(高知自動車道大豊ICより車で15分)
営業/9:00〜18:00(8月のみ9:00〜19:00)
定休日/第1、第3火曜日(但し祝祭日を除く)
電話・FAX番号/0887-82-1680