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こんなところに家が?というほどの奥深き山の中、土佐町吉野川の水源地に生まれ育って59年、筒井さんはこの地で親子代々続いてきた林業を手がけながら生活を営む。「山で生き、山で生かされ、山で生きる。」森林の恵みを受け入れて生きる、自然に溶け込んだ生き方、精神を感じてきた。 |
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![]() 筒井さんの手がけている山。36年生の木。明るくてスッキリした感じ ![]() 森の中に入っていく筒井さん。林床がふかふかでじゅうたんの様 |
◆筒井さんの林業 山を案内してもらった。親父さんの結婚記念に植えた木、自分と同い年の木、息子さんがうまれた年に植えた木、自分が生きてきた歴史と木の歴史を全く重ね合わせた林業。一本一本に思い入れがある。だから皆伐してまた植えるというやり方ではなく、家族がいて祖父母から孫までが一緒にいるのと同じように、山全体で常に資源がある状態を保つ。それが筒井さんの林業。 「植えて14年の木は中学生、親の手からは離れるが、先が見えない、林床は暗い。18年生の木は高校生。自分はこういう生き方をする。とハッキリ意思表示を始める。こちらが36年生の木。立派に社会にでて貢献する。」木の生き方と人間の生き方は同じで、子どもを育てる感覚で木を育てる。木の気持ち、意思を見事に話してくれた。 ◆とにかく国産のものを買ってください。 筒井さんはアイガモを飼ってお米も作る。昔は環境に配慮した山づくりと木材生産の労働対価として収入を得ることができた時代だった。しかし今は林業だけで生計をたてていくことは難しい。とにかく育てた木を買ってもらうこと、それで山の暮らしは支えられる。山を守っている人からの切実な訴えだ。 |
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| 2005年5月2日 |