ダイニングテーブル

杉の座卓(月結び)

ヒノキゆるり風呂

移動組立式畳ベンチ
協同組合
高知県建築設計監理協会

高知市南御座22-33
森の情報館・エコアス馬路村内

TEL 
088-885-6350
FAX 088-885-6351
e-Mail

sekkan@mb.inforyoma.or.jp
URL

http://www.ei-tosa.com/
 デザイナーズブランド[えい・ei]をご存知だろうか。
 高知県で活躍する建築家たちの集まり「協同組合高知県建築設計監理協会」が主催する、県内建築家・デザイナーによる県産材を使った住宅や家具、照明のブランド化プロジェクト。自分たちが設計した家に調和する家具や照明が世の中に売られていないこと、そして県産材を使って少しでも高知の森を元気にしたいとの想いから始まった。

 家具は、赤や濃茶のコントラストが美しい小物タンス(54,000円〜)、2畳ほどの簡便な移動式畳ベンチ(128,000円)、センスが光るダイニングテーブルセット、カラフルなゴミ箱(11,760円〜)、高級感漂うヒノキ風呂(240,000円)、落ち着いた雰囲気を醸し出している座卓(115,000円〜)などどれもおしゃれで欲しくなる商品ばかり。すべてが高知県産のスギ(杉)とヒノキ(桧)を使ってつくられており、柿渋を使った塗装や、米ぬかワックスを塗った仕上げなど、自然素材にもこだわっている。

 [えい・ei]のコンセプトは、「家具や照明器具によるブランドの創出、“モノ社会”への提言、生活文化・住環境の向上、エコ産業の育成」。このブランド名には、人から「えい(良い)ねえ」と言われる質の高さと「えい(良い)」ものを長く使ってもらいたいという想いが込められている。

 「いま家の柱として立っている時のスギ材は1本8,000円くらいするが、山に立っている時にはわずか200円です。これでは山に携わる人が生計を立てることは到底できない」と語る同協会の家具部会のリーダー、徳弘忠純さん(徳弘・松澤建築事務所主宰)。長岡郡大豊町出身の徳弘さんは、このままではますます林業に携わる人がいなくなり、さらに山が荒廃してしまうと危惧する。皆が少しでもゴミを減らして、“使い捨て社会”から脱却し、資源循環型社会を目指さねばわれわれの将来は危ういのだ。

 「僕たちが子供の頃、川には大きな鮎がたくさんいて、体長20cm以下は獲るなと言われた」と懐かしむ徳弘さん。戦後、国策として広葉樹を伐採したことで川に栄養が行かなくなり、おまけにダムを造ったため鮎が大豊町まで遡上することができなくなった。ほかの魚もみな小ぶりになっているという。「もう遅いかもしれない。でも自然には自浄作用があるしこれ以上自然を破壊する前に、何か行動を起こさなければ・・・」と切実に語る。

 家具は一般に材質の固い広葉樹でつくられる場合が多いが、[えい・ei]は県産材の針葉樹である杉、桧のみでつくる。徳弘さんによると、杉などの針葉樹は木質の隙間が大きいため調湿効果が高く、杉や桧でつくられた家具は、家と同じで温暖多湿な高知県の気候風土に適っているという。

 現在は大正町森林組合とタイアップして、集成材を使った家具を開発中だという。気鋭の県内建築家たちのデザインセンスにこれからも期待しよう。

 
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