販売部長の西村寿勝さん

ベンチ付きテーブル


コースター
梼原町森林組合
高岡郡梼原町広野647
TEL 
0889-65-0121
FAX 0889-65-0788
http://www.yusuhara.or.jp/

 標高1400mを超える四国カルストに囲まれた梼原町。自然豊かなこの町にある高原に行くと、晴れた日にはまさに“雲の上”から太平洋から瀬戸内海まで一望できる。山々に生育する森林には水源涵養や景観の保持、土砂崩れの防止など大切な役割があるが、この梼原の山林を守っているのが梼原町森林組合である。

 間伐や下刈りなど森林の手入れが行き届かない山が多いなか、「うちが管轄する山のほとんどは、手入れが行き届いている」と胸を張る販売部長の西村寿勝さん。この森林組合では、森林と共生して梼原川、四万十川を守り、そして地球環境を守るグローバルな森林組合への改革を目指して、平成12年に「梼原町森林組合行動指針21“山中八策”」を定めた。土佐が生んだ傑物、坂本龍馬が新しい国づくりを目指して起草した「船中八策」からとったものだ。

 さらに国際森林認証FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)を日本でもいち早く取得(2000年)した。これは、適切な森林管理の行われた森林を認証し、認証された森林から生産される木材にFSCマークをつけ販売することで製品の信頼性を保証する仕組みだ。
 
 たとえば家を建てる場合、その土地の気候風土から生まれた材料を使うのが理想とされる。だから日本で家を建てるのなら、国産材を使った木造建築がもっとも適しているのが道理だ。西村さんはその点からも、「多くの人に国産材の良さをもっとわかって欲しい」と訴える。最近では米松やホワイトウッドなどの外材の価格が高騰して、相対的に高いと思われていた国内産の価格とほとんど変わらなくなっている状況もある。また、県産材の売価を下げる努力も続けており、外材に対する競争力も、じわじわと回復しているようだ。

 “雲の上の木工所”梼原町森林組合から出荷されるものは建築材が多いが、オーダー家具も受け付けている。高級感あふれる机や、丸太を半分に割ってつくったベンチ、整理棚、キーホルダーやコースターなどの小物などどれもFSCマークの確かな材料を使った高品質のものばかり。季節のいい時期に芝生の植えられた庭に丸太のベンチを置いて、木製コースターを使って飲むビールはさぞや爽快だろう。

 今こそ、買っては捨てるご時勢に逆らって、何代にもわたり使うことのできるFSC認証の家具の所有者になるというのはどうだろうか。そんな贅沢を味わえるのも、梼原のような豊かな森林地帯を抱える高知県民であればこそだ。経年変化とともに、小さなキズや色あせを増しながら、子から孫へと伝えていく地元産材からできた家具。考えただけでも、わくわくするではないか。

 
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