山のしごと
しごと紹介 森林組合 緑の雇用 間伐

植林 → 下草刈り→ 枝打ち → 間伐 → 伐採 → 製材
しいたけ栽培
炭焼き

間伐

間伐 間伐とは、曲がった木や極端に成長の悪いもの、また、混み過ぎたところを間引く作業のことです。
 最初から間引く必要のないよう、適正な本数を植えておけばいいのですが、ネズミやウサギが苗木の樹皮をかじって枯らしたり、クズなどの蔓が巻きついて折れたり、曲がったりしますので、それらの被害を見越して多めに植えているのです。
 それに、苗木と苗木の間隔を広くするほど、日照条件がよくなって草木が繁茂し、下草を刈る手間が多くかかるからです。
 初めての間伐は、苗木を植え付けて15年から20年目で切り捨て間伐を行い、その後は成長具合を見ながら作業をしていきます。30年生になると、材としての利用価値が出ますので、収入間伐といって、間伐した木材を山から運び出し、木材市場などへ持って行きます。ただ、最近は安い外材の輸入によって、国産材の価格が大幅に下がり、道路から遠い場所では運び出す手間賃もでませんので、間伐してもそのまま山で腐らせています。
間伐 それでも間伐が出来ればよいほうで、木材価格の低迷によって山に対する意欲がなくなり、手つかずの状態で放置されている薄暗い林をあちらこちらで見かけます。
 このような人工林を、一度に間引いてしまうと、台風や雪の重みですぐに折れてしまいます。太陽の光を少しでも多く獲得するために木と木が競争して、上へ上へと線香のように細長く伸びているからです。
 細長く伸びていても、材自体の価値が下がるわけではありませんが、暗い林では下層植物も育つことが出来ず、土がむき出しになります。そうなると、落ち葉による養分が供給されなくなりますので、木の成長が極端に悪くなります。

執筆者 : 本川村の杣人 林春夫さん
イラスト : 田中一夫さん