山のしごと
しごと紹介 森林組合 緑の雇用 間伐

植林 → 下草刈り→ 枝打ち → 間伐 → 伐採 → 製材
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植林

植林 スギやヒノキなどの針葉樹は根元から伐ると、雑木のように切り株からは芽が出て来ません。もちろん、落ちて来た種子は発芽しますが、草との競争に負けてほとんど枯れてしまいます。したがって、苗木を植えつけるのが一番いい方法なのです。
 スギやヒノキの苗木を植えつける前に、まず、「地ごしらえ」といって、植えつける場所をこしらえなければなりません。
 木を伐り出した後には、使い物にならない曲材や雑木などが、集材されずに伐り倒されたまま放置されていて、植えつけや下刈りなどの作業がしにくいからです。
 植えつけの時期ですが、暖地と寒冷地では若干のずれはありますが、根が動き出す前の3月の始めから遅くても4月の下旬までです。この時期を過ぎると、苗床から苗木を掘り出したり植えつける時に、新しく出た根が痛みますので、成長が遅れたり、活着率が悪くなったりします。ただ、最近はポット苗と言って、ビニール製の容器の中で育てられた苗木がありますので、この場合は植えつけ時期が遅れても問題ありません。
植林 植えつける時に気をつけることは、根を乾燥させないように袋に入れて持ち運びすることと、落ち葉が多い場所では、それを先に取り除いてから穴を掘ることです。土を埋め戻すとき、苗木の根に落ち葉がかぶさると、水分を吸収しにくくなるからです。他に、苗木の根が長い場合は、鎌やナタなど鋭利な刃物で適当な長さに切り揃えておくと、鍬で余分な穴を握る必要もなく、植えつけも容易ですし、切り口からの発根もいいようです。
 それと、樹種によって多少性質が違いますから、現場の下見をしてから苗木の段取りをします。ヒノキの場合は、尾根筋の土が浅くて乾燥する場所でも耐えることが出来ますが、スギは中腹から下の、土が深くて水分の多い肥沃な場所を好みます。
 苗木の間隔は普通、前後左右に約1.8メートル、1ヘクタール当り約3000本植えます。

執筆者 : 本川村の杣人 林春夫さん
イラスト : 田中一夫さん