山のしごと
しごと紹介 森林組合 緑の雇用 間伐

清水産業株式会社四国事業所

社 名 清水産業株式会社
設 立 1917年3月(大正6年)
代表者 代表取締役 清水 裕
従業員 従業員数 30名
(四国事業所管内)
事業内容 山林の経営、不動産の管理
山林面積 5,000HA
連絡先 四国事業所
〒784-0004
高知県安芸市本町2丁目8-4
TEL 0887-35-2025
ヒノキ林
整備されたヒノキ林
◎ 経営方針
 当社の森林経営は、長伐期施業を基本方針とし、付加価値の高い大径木を安定的に供給することを目指しています。皆伐を避け間伐を繰り返すことによって、森林の経済的価値を最高に発揮出来るよう導くものです。また、長伐期施業を通じて従来の「治山治水」といった公益的機能だけではなく、森林の多様な生態系の維持、地球温暖化の防止など環境と木材生産との調和を図ることにも努めております。


堅田 大八所長のインタビュー
◎ 入社のきっかけは
 山登りが好きで、大学で学んだこと(林学)を活かす仕事探していた時、清水産業先代社長(清水潔著)の「趣味の森林」に出会った。そして、山を守り育てることのユニークな考え方を知ると同時に自分の趣味と仕事が生かせる会社だと考え希望した。


◎ 森林への思いは
 昭和37年入社以来40数年間森林を相手に、自然の四季折々の移り変わりを見続けてきた。
 一年一年と変わる山の動、植物の変化や地形、地質の違いによる生物の差異などずいぶんと自然から教えられることが多かった。
 しかしまだまだ十分とは云えないが、森林から学んだ多くの事柄や、体験をもとに、スギや、桧の人工林を自然林と同じ様な、公益的機能を十分発揮出来る森林に育てることに、少しでも尽力していると自負している次第です。
 入社以来、自然から学んだ多くの事柄や、森林がもつ不思議な力に魅せられ、定年近い現在迄、この仕事に従事できた事の幸と、我々人間も森林と同じように自然と共に生きることの大切さを教えてくれたことに感謝しています。
  堅田大八所長
堅田 大八所長
事務所の柱はもちろん社有林で伐採された大径木です


 
  一つひとつの生命を大切にしたい 小松丈二さん

小松丈二さん 背たけほどの潅木(かんぼく)や下草をかきわけて、樹齢80年の杉をつぎつぎに計測する。山林管理の基本となる毎木(まいぼく)調査である。「いい木を見ると、ほれぼれします」と、小松は息をはずませた。

 小松は農家の生まれだが、何か役に立つ技術を学びたくて林業科にすすみ、清水産業に入社した。しかし学校の勉強とちがい、最初はわからないことばかりだった。たとえば、土場(貯木場)での椪立(はえたて=丸太の仕分け)も、どれがいい木材かまったく見当がつかなかった。小松は、仕分けの済んだ材木を何度も見くらべ、先輩に話をきき、木肌の状態や色、年輪の様子などで判断する方法をおぼえていった。

 一年の見習い期間のあと 高知県北部の大杉駐勤所に配属された。初めての現場ぐらしだ。小松は毎日主任と一緒にあちこちの現場をまわり、毎木調査、間伐木の選定、伐採の監督、森の測量、林道整備と、現場での仕事を一から経験した。「もう無我夢中で主任について山を歩いた」3年後に大杉から山向こうの愛媛県新宮村へ。「山を越えて新宮へ行くと木がとてもいい。素直に育っている」と小松は言う。いつの間にか、山を見る眼もできていたのである。

 「雑木一本でも、木を大切にしなさいといけない」と小松は言う。木立のあいだに潅木や下草が適度に生えていてこそ、養分や水分をたもつ腐植土壌が生まれ、木々が大きく育っていく。一つひとつの生命が集まって、森となる。一つひとつの生命を見つめ、慈しむ気持ちが彼の「森を見る目」なのである。